絵でわかるWebプログラミング入門

プログラミング言語に出てくる英語の意味

プログラミング用語は英語が基本です。

プログラミングでよく出てくる英語の意味と読み方などを調べてみました。

プログラミング用語(英語)一覧

array

「array」の読み方は「アレイ」で、名詞として「整列」、動詞として「整列させる」などの意味があります。

プログラミングにおいて「array」は「配列」という意味を持つ用語です。

特にPHPでは配列関数は「array_**」という名前になっています。

bool

「bool」の読み方は「ブール」で、プログラミングにおける「Boolean(ブーリアン)」というデータ型に由来しています。

このデータ型は「true」か「false」の二つの値を持つ少し特殊なデータ型です。

break

「中断する」という意味で、プログラミングでは特にループを抜けるときに使います。「コーヒーブレイク」の「ブレイク」です。

他にも「壊す」などの意味を持ちます。また「突発的に現れる」などの意味もあり「歌手がブレイクする」などと用いられます。

const

「const」の語源である「constant(コンスタント)」は「変わらない」という意味があり、プログラミングにおいては「定数」を作るときの用語です。「定数」とは変数とは対称的で内容は変えられないものです。

continue

「continue(コンティニュー)」は「続く」という意味の英語です。プログラミングではループ処理内で「中断して続ける」という意味の用語です。

連続ドラマの最後によく出る「to be continued」の「continue」と同じ意味です。

default

「default(デフォルト)」は「初期値」という意味を持つ用語で、MySQLのテーブル作成時に出てきます。

また、プログラミング以外にもPCやスマホなどの設定時によく出てきます。

本来の意味は「欠席」「欠場」「怠惰」などという意味で、そこから、怠けて値を設定しなくても自動で設定される値、という意味を持ったようです。

delete

「delete」は「デリート」と読み、意味は「消す」です。キーボードにあるので馴染み深い英語です。

プログラミングではメモリ管理のときや、JavaScriptではオブジェクトのプロパティを削除するために使われます。また、MySQLではデータ削除の時に使われます。

die

「die(ダイ)」は「死ぬ」という意味で、PHPではスクリプトを終了するときの用語です。

echo

「echo(エコー)」は「こだまする」という意味です。一般的なコマンドライン上では、続けて入力した文字列をそのまま表示します。

PHPでは「出力」するときに使います。

else

「else(エルス)」は「ほか」という意味で、プログラミングでは「if文」と一緒に「それ以外の条件のほかのとき」という意味で使われたり、「elif」や「else if」などとして「ほかの条件のとき」として使われます。

empty

「empty(エンプティ)」は「空っぽ」という意味です。

PHPでは変数の値が空っぽかどうかを調べるときや、jQueryでは要素の中身を空にするときに出てきます。

exit

「exit(エグジット)」は「出口」という意味で、商業施設などでよく見かける英語です。

PHPでは「die」と同じように、スクリプトの処理を抜け出るときに使います。

false

「false」は「フォルス」などと読みます。「偽り」という意味を持ち、プログラミングでは真偽値の「偽」を表します。true(真)と並んで広く使われている気がします。

float

「float(フロート)」は「浮く」という意味で、コンピュータで使われる「浮動小数点数」のデータ型を示すときに使う言葉です。

一方で、CSSでは要素の浮かせ方を示すプロパティとして出てきます。

for

「for(フォー)」はいろんな意味を持つ言葉ですが、プログラミングにおいては「〜に対して」という意味が当てはまるでしょうか。

繰り返し文として配列のそれぞれの値に対しての処理をするときに使います。

function

「function(ファンクション)」とは「機能」という意味です。プログラミングでは「関数」という意味になります。

JavaScriptとPHPでは関数を定義するときのキーワードとして出てきます。

global

「global(グローバル)」は「全体的」という意味で、一般的には「世界的」という意味の強い言葉です。

プログラミングでは変数のスコープを表す用語で、どこからでも使える変数の範囲を意味します。

PHPでは関数の内部でグローバル変数を使うときのキーワードです。

if

「if(イフ)」は「もしも」という意味で、プログラミングの分岐処理で広く使われているキーワードです。

「else」などと一緒に使われます。

include

「include(インクルード)」は「含む」という意味で、プログラミングでは他のファイルを含むときの用語です。

int

「int」は「イント」と読み「integer(インテジャー)」の略語です。「integer」は「整数」という意味で、プログラミングでは変数の整数型として用いられます。

null

「null」は「ナル」や「ヌル」と読み、英語では「無効」や「ゼロ」という意味です。

プログラミングでは「無い」という意味で使われますが、言語によって微妙に意味合いが異なるようです。

object

「object(オブジェクト)」は「物」という意味です。プログラミングでは文字などのデータに名前を付けたものを変数と呼び、処理に名前を付けたものを関数と呼びますが、これらの変数やその変数に対する処理を行う関数などをまとめて名前を付けたものをオブジェクトと呼びます。

print

「print(プリント)」は「印刷する」という意味ですが、プログラミングでは単に「出力する」という意味の言葉です。現代の「印刷」はプリンタやコピー機での印字という意味合いが強いですが、タイプライターやワープロを踏まえて、キーボードを打ってモニタに印字する、と考えるとわかりやすいかもしれません。

public

「public(パブリック)」は「公開」という意味です。プログラミングではクラスの変数や関数のアクセス権限として使われます。

ネットワークでは外部に対してのアクセス権限として使われます。

いずれも「public」な状態だと「公開」され、どこからでもアクセスできる状態を意味します。

return

「return(リターン)」は「戻る」という意味です。プログラミングでは関数処理から戻るときのキーワードとして用いられます。

string

「string(ストリング)」は「糸」や「ひも」などの連なったものという意味の英語です。

プログラミングでは1文字型のchar型というデータ型があります。string型というのはchar型の複数版で、文字列型として使われる言葉です。

true

「true(トゥルー)」は「真実」という意味で、プログラミングにおいては真偽値の「真」として使われます。

var

「var(バー)」は「variable」の略で「変数」という意味です。

JavaScriptでは変数の宣言に使われます。

while

「while(ワイル」は「〜する間」という意味で、プログラミングではループ処理の用語です。

while処理では条件が真の間は処理が続きます。